広島・遠藤　新フォームに悪戦苦闘　千賀参考も「まだまだだな…と実感」

シート打撃で投げる広島の遠藤　（撮影・奥　調）
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　先発枠入りを目指す広島・遠藤が5日、日南キャンプで初のシート打撃に登板。ソフトバンク・千賀のフォーム習得に悪戦苦闘しており「打たれた球は全部真ん中に入った。まだまだだな…と実感した」と頭を悩ませた。

　打者11人に45球を投げ、安打は4本。メヒアに右中間フェンスを直撃されると、西川には右翼線を破られ、鈴木誠、新人の石原貴には左前打を許した。直球の最速は144キロ。他にも安打性の当たりが2本あり、本来の制球、切れを欠いた。

　1月に千賀らが師事する鴻江スポーツアカデミーに参加し、フォーム習得に着手した。だが、2日のフリー打撃登板でも痛打を浴びただけに、佐々岡監督は「参加したといっても3、4日。名前を出すことは千賀クンに対して失礼」と改造フォームにダメ出しする。

　それでも遠藤は諦めない。中継ぎを担った昨季は終盤に制球を乱して失速。「悪い部分を直したいと思ってフォームを変えたので、改善できるようにまだ探ってみます」。指揮官期待の先発候補。早期に感触をつかみたい。（江尾　卓也）