阪神ドラ1・西純 プロ入り後初のブルペン投球で大器の片リン!

[ 2020年2月6日 05:30 ]

ブルペンで投球練習を行う阪神の西純(後方左から安藤コーチ、山本昌臨時コーチ)    (撮影・成瀬 徹)      
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 澄み渡る青空が広がる高知・安芸でベールを脱いだ。阪神のドラフト1位・西純(創志学園)が5日、プロ入り後、初となるブルペン投球。捕手の岡崎を立たせ、真っすぐのみ30球を投じただけだったが、随所に大器の片リンをのぞかせた。

 「最初のブルペンで思っている以上のボールがいった。本当にいいピッチングができたなと思いました」

 昨夏から投球時に使用している白のマウスピースを付けブルペンに入った。「うずうずしていた」という言葉とは対照的に、投球自体は冷静そのものだった。「高校時代からやっていました。力を抜いてフォームを確認する狙い」と第1球から17球目まではセットポジション。その後、ワインドアップに転じた13球は、力強くミットに吸い込まれた。

 4日に山本昌臨時コーチからキャッチボールの際も軽くでも指にかかったボールを投げるよう助言を受けた。この日も「7、8割くらいの力を意識して投げた」というが、岡崎からは「重たいボールがきていた。いいボール投げますよ」と評価されると「これからも力感のないフォームを突き詰めていきたい」とうなずいた。

 やはり、ひと味もふた味も違う。実戦ではどうなるのか――。見る者をそう思わせる「初投げ」だった。(阪井 日向)

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2020年2月6日のニュース