DeNA石川雄洋 「42」で心機一転スタート

[ 2020年2月6日 09:00 ]

笑顔で練習を行うDeNA・石川
Photo By スポニチ

 背番号は「42」。DeNAの2軍キャンプ地・嘉手納で石川雄洋内野手が汗を流していた。

 昨年はキャンプ3日目に左ふくらはぎを肉離れして離脱。反省を生かし「今年は無理せず自分のペースで」と第1クールは慎重に調整した。「ただ当然、気持ちは燃えています。次のクールからは早出や特打も入れて、実戦に向けてうまく調整できれば」とベテランらしく、先を見据えた。

 昨年11月の契約更改交渉の席で、自ら希望して背番号を「7」から「42」に変更した。ヤクルト・坂口を慕い「同じ番号で、気持ちを新たにやっていきたい」と語っていた。その後、坂口に報告の電話をすると「42番会やろうな」と歓迎されたという。オフだったこともありまだ実現はできていないが「楽しみです」と頬を緩めた。

 「意外と似合っているでしょう」とうなずいた42番姿だが、サインを書く際には「何個か“7”って書いちゃった」とまだ慣れない面も。さらに練習メニューも3日目だけ「42」ではなく「7」となっていたハプニングもあり「みんなの方が慣れていないみたいです」と苦笑いだった。

 5日には嘉手納を訪れた特別コーチのオマー・ビスケル氏に捕球姿勢について質問するなど、プロ16年目は充実のキャンプを過ごしている。昨年4月30日の巨人戦、昇格即スタメン起用に応えてチームの連敗を10で止める決勝弾を放ったのは記憶に新しい。「目標はチームの優勝。そのために自分のできることから頑張ります」。2020年、気持ちを新たにスタートした石川が、まだまだチームを救ってくれるだろう。(記者コラム・町田 利衣)

続きを表示

2020年2月6日のニュース