来季も任せた!阪神・矢野監督 守護神は球児「外す理由ない」

[ 2019年11月26日 05:30 ]

<阪神>キャッチボールする藤川(撮影・奥 調)
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 阪神の矢野燿大監督(50)が来季の守護神に早くも藤川を指名した。来季プロ22年目を迎える百戦練磨の右腕に猛虎の未来と命運を託す。

 「もう球児でいきたいと思っているよ、抑えは。戻ってきてからの球児のピッチングを見ていたら、外す理由もないし、経験もある。球児ぐらいいろんなことを知ったからこそ、またしのげる部分もあると思う。だから、球児に任せたいなと」

 藤川は今季序盤こそドリスに抑え役を譲り、自身は4月7日に2軍落ち。同27日の中日戦から復帰すると、18試合連続無失点の快投を見せるなど復活をアピールし16セーブを挙げ、防御率も1・77。圧倒的な数字でブルペン陣をけん引した。

 「是非是非、最後を締めくくって一緒に喜んで、その結果、名球会も球児の中で達成できると思っているので。一番ふさわしいと思っています。最後は球児がふさわしい」

 名球会入りの条件となる250セーブ(日米通算)まであと7に迫る。個人記録には執着しないが、22日から鳴尾浜で来季へ向け始動した際には「気づいたらあと7つ。区切りのいい250となった時には、もしかしたらたくさんの人が喜んでくれるかもしれない」と話していた。指揮官と球児の目標は同じ。虎党を笑顔にする――に向け、最初の大きなピースが埋まった。(吉仲 博幸)

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2019年11月26日のニュース