新人王はセがヤクルト・村上 阪神・近本に39票差 パはソフトB・高橋礼に決定 ともにプロ2年目

[ 2019年11月26日 18:00 ]

<NPB AWARDS 2019>最優秀新人賞を受賞した(左から)村上、高橋(撮影・森沢裕)
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 プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2019 supported by リポビタンD」が26日、東京都内のホテルで行われ、今季の最優秀新人選手賞(新人王)はセ・リーグがヤクルトの村上宗隆内野手(19)、パ・リーグがソフトバンクの高橋礼投手(24)に決まった。

 全国の新聞、通信、放送各社に所属し、プロ野球取材経験5年以上の記者投票により選出される新人王。セ・リーグの有効投票数は299で、村上は168票、新人王を争っていた阪神の近本光司外野手(25)は129票だった。パ・リーグは有効投票数254で、高橋礼が206票。39票で2番手だったソフトバンク・甲斐野央投手(23)に大差をつけた。

 熊本県出身の村上は九州学院(熊本)から2017年ドラフト1位でヤクルト入りし、ルーキーイヤーの2018年9月16日広島戦でプロ初打席初本塁打の衝撃デビュー。プロ2年目の今季は全143試合に出場し、打率は・231ながら、高卒2年目以内で歴代最多となる1953年中西太(西鉄)の記録へ66年ぶりに並ぶ36本塁打を放つなど大ブレークした。岡本和真(巨人)が昨季22歳でマークした最年少100打点にはわずかに届かなかったが、36本塁打、96打点はともにリーグ3位の好成績だった。

 千葉県出身の高橋礼は専大松戸(千葉)、専大を経て2017年ドラフト2位でソフトバンク入り。2018年のルーキーイヤー終盤に頭角を現し、2年目の今季はエース千賀の13勝に次ぐチーム2位の12勝(6敗)を挙げるなどチームの3年連続日本一に貢献。アンダースロー最速投手として選出された今月の国際大会「プレミア12」では台湾で行われた1次ラウンド第2戦プエルトリコ戦で6回2死までパーフェクトに抑えるなど活躍し、トップチームとしては2009年のWBC以来10年ぶりとなる侍ジャパンの世界一に大きく貢献した。

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