楽天・浅村 4年連続ベストナインも想定外「今までで一番悪い成績だったので…」

[ 2019年11月26日 05:30 ]

仙台市内の病院の小児科を訪問し、車いすを寄贈した楽天・浅村(右)                              
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 4年連続で二塁手部門でベストナインに輝いた楽天・浅村は、想定外の受賞を喜んだ。「4年連続ですけど、今までで一番悪い成績。今年は選ばれないと思っていたので、本当にうれしいです」。13年には一塁手で受賞しており、通算5度目となる栄冠を手にした。

 移籍1年目の今季はチームで唯一全試合に出場してキャリアハイの33本塁打を放つも、打率.263、92打点で「アベレージも打点も良くなかった」と振り返る。来季に向け「圧倒的な数字を残したい」と宣言し、5年連続での受賞を目指す。

 オフの自主トレでは、内田が「浅村組」新メンバーに加入することが判明した。浅村は「僕から誘いました。せっかく良いものを持っているので、自分とやることで何かを得てもらいたい」と説明。右の大砲として期待される内田も「トレーニングはかなりきついと聞いているけど、学ぶことはたくさんあると思う。ありがたいです」と感謝する。自身の成績はもちろん、後輩の成長をサポートすることでチーム力の底上げにも貢献する。(重光 晋太郎)

 《車いす贈呈式に出席 本塁打で「社会貢献」》E…浅村はこの日、仙台医療センターで行われた車いすの贈呈式に出席した。「イーグルス ホームランチャリティー」という社会貢献活動。7月19日からシーズン最終戦まで本拠地で行われた試合の本塁打数に合わせて、東北地方の病院や福祉施設に計25台の車いすを寄贈した。期間中に6本塁打を放った浅村は「自分のホームランで困っている人を助けられるというのはうれしい。社会貢献は重要。来年も一本でも多く打って、活動を続けていきたい」と語った。

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2019年11月26日のニュース