大城 キヨシ、由伸背番「24」継承へ!巨人強打者の代名詞で正捕手の座頂く

[ 2019年11月26日 08:10 ]

2年目の今季は109試合に出場し、打率・265、6本塁打、30打点と活躍した巨人の大城捕手
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 巨人の大城卓三捕手(26)が、来季、背番号「24」を背負うことが濃厚であることが25日、分かった。原監督は秋季キャンプ前に「番号というのは(それぞれ)意味があって、そして格もある。(背番号の変更は)少しはあります。頑張った人はね」と話していた。

 「24」は球団では過去に中畑清氏(本紙評論家)や、高橋由伸前監督も背負った伝統ある背番号の一つ。中畑氏は第45代、高橋氏は同66代とそれぞれ4番を担い、一時代を築いた。原監督が現役時代に背負った「8」や、今季限りで引退した阿部2軍監督が背負ってきた「10」と同じように、その選手の「顔」となる役割を果たした。

 大城は2年目の今季は109試合に出場し、打率・265、6本塁打、30打点。捕手と一塁で併用されたが、原監督は秋季キャンプ中に「一塁手というポジションを無難に経験し、守れるようになったのは大きい」と評価をした上で、改めて「捕手一本で自立してほしいというのはあります」と期待した。

 リード面だけでなく、打撃面での期待も大きい。入団1年目から打撃に定評があり、専念するために一塁手への転向も検討されたほど。指揮官も「何かきっかけさえあれば、(本塁打を)20、30本という可能性は持っていると思います」とその潜在能力を認めている。今季も5番で39試合に出場し、全6本塁打中、4発を同打順で放った勝負強さがある。

 中畑氏、高橋前監督が背負った「24」は、強打者の系譜ともいえる。レジェンドたちの伝統を大城が受け継ぎ、正捕手奪取を狙う。

 ▼中畑清氏(76~89年に背番号24、現本紙評論家)打てる左バッターという点で由伸をイメージしてんじゃないかな。はるか昔に背負った先輩として言わせてもらえば、この背番号は24時間営業。24時間働かなきゃいけないんだ。控えじゃ駄目。捕手だけじゃなくチャンスがあれば一塁でも外野でも自分でアピールして、レギュラーポジションをつかんでほしいね。

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2019年11月26日のニュース