ソフトB 6年連続ファイナルS進出!“CS男”内川がV弾&同点打 楽天は浅村3戦連発も

[ 2019年10月7日 21:02 ]

パ・リーグCSファーストS第3戦   ソフトバンク2ー1楽天 ( 2019年10月7日    ヤフオクD )

<ソ・楽>ファーストステージ突破を決めタッチを交わす内川(右から3人目)らソフトバンクナイン(撮影・岡田 丈靖)
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 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)は7日、ヤフオクドームで最終戦が行われ、レギュラーシーズン2位のソフトバンクが同3位の楽天を2―1で下し、6年連続12度目となるファイナルステージ進出を決めた。第1戦を落とし、後がない状態から2連勝を挙げ通算2勝1敗。9日開幕のファイナルステージでは2年連続のリーグ優勝を果たした西武と対戦する。

 CSで3度のMVPを誇る内川がチームを救った。4回表に楽天・浅村に先制弾を被弾し暗雲漂う4回の攻撃、2死走者なしから4番・デスパイネが中前打で出塁し、グラシアルも左前打で続く。ここでCS通算打率.368を誇る“CS男”内川を迎え、今季7打数6安打2本塁打と得意としている岸から同点打をマーク。デスパイネの激走も奏功し、すぐさま振り出しに戻した。

 1-1の7回には、この回から登板した楽天2番手・宋の3球目チェンジアップを捉え、左スタンドへ。CS通算10本目となる勝ち越しソロ本塁打で2-1と待望のリードを奪った。

 内川は今季レギュラーシーズンは打率・256、41打点、12本塁打と不本意な成績だったが、短期決戦で圧倒的な強さを誇る男がファーストS突破へ導いた。

 投げては救援陣が奮起した。今季12勝の高橋礼が先発し5回1/3を2安打1失点。4回2死までパーフェクトと完璧な立ち上がりを見せたが、浅村に先制弾を被弾。6回1死一、二塁でのピンチを招き4番・ブラッシュを迎えたところで降板した。このピンチで2番手・高橋純が好救援。3ボールから遊ゴロ併殺に打ち取り、失点を許さなかった。

 1-1の7回から嘉弥真がマウンドに上がると先頭の銀次にいきなり二塁打を許し、犠打で1死三塁のピンチを抱え降板。絶体絶命の場面で4番手にルーキー甲斐野が登板すると、157キロの直球を投じるなど強気の投球で代打ウィーラーを遊ゴロ、代打フェルナンドを空振り三振に仕留め、直後の勝ち越しへつなげた。最後は6番手・森が浅村から始まる打線を四球を許しながらも封じ、6投手で楽天打線をわずか3安打に封じた。

 楽天は3番・浅村のCS3試合連続本塁打となる4号ソロで先制も、散発3安打で相手の継投策を打ち崩すことができず。投げては先発の岸が6回4安打1失点の粘投も2番手・宋が痛恨の一発を浴び、2年ぶりのファーストS突破を逃した。

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