阪神“下克上”で5年ぶりCSファイナル進出! 8日前にはリーグ4位も快進撃続く DeNAは無念

[ 2019年10月7日 21:57 ]

セCSファーストステージ最終戦   阪神2―1DeNA ( 2019年10月7日    横浜 )

<D・神>最後の打者を打ち取りファイナルステージ進出を決めた藤川(左)と梅野は雄たけびをあげる(撮影・大森 寛明)
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 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)は7日、横浜スタジアムで最終戦が行われ、レギュラーシーズン3位の阪神が同2位のDeNAに2―1で勝利を収め、通算2勝1敗で5年ぶり2度目のファイナルステージ(6試合制)進出を決めた。

 1勝1敗で迎えた第3戦。引き分けならシーズン上位のDeNAが勝ち抜けとなる中、阪神が競り勝った。0―0で迎えた6回、左中間フェンス直撃の二塁打で出塁した先頭・高山を梅野がバントで送って1死三塁。続く打者・木浪への初球が暴投となる間に三走・高山が生還するという思わぬ形で先制すると、1―1で迎えた8回には1死から死球で出塁した高山の代走・植田が二盗と暴投で三塁まで進み、梅野の中犠飛で勝ち越し。これが決勝点となり、最後は39歳の守護神・藤川が8、9回の2イニングを抑えて逃げ切った。

 DeNAは先発・平良を4回途中無失点で交代し、第1戦の先発投手として78球を投げた左腕・石田を2番手で投入したが、3番手の国吉が痛恨の暴投で6回に先制点を献上。7回にはドラフト1位ルーキーの上茶谷を初めてCSで登板させるなど必死の継投を見せた。だが、その裏の7回1死満塁で伊藤光の三ゴロを北條がファンブルする間に1点を取るも同点止まり。8回の守りで3連投となった5番手・エスコバーがノーヒットで決勝点を許した。

 9月29日までセ・リーグ4位だった阪神は今季最終戦の同30日に広島をかわして3位に浮上し、大逆転でCS進出。CSでも“下克上”を果たした勢いに乗って、9日開幕のファイナルステージでは5年ぶりリーグ優勝を果たした巨人に挑む。

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