雄星、過密日程に疲労の色を隠せず 後半戦初登板では再び大谷と“同窓対決”

[ 2019年7月8日 10:40 ]

キャッチボールする菊池(撮影・会津 智海)
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 マリナーズ・菊池雄星投手(27)の後半戦初登板が14日(日本時間15日午前5時7分開始)の敵地でのエンゼルス戦に決まった。スコット・サービス監督が7日(同8日)に発表した。

 2戦目も順当なら、中6日で21日(同22日)の本拠でのエンゼルス戦となる。エ軍・大谷翔平投手(25)が先発出場すれば、岩手県花巻東高の同窓対決が立て続けに実現する。

 6月8日のメジャー初対決では、3打数2安打1本塁打と先輩の菊池が打ち込まれた。日本時代は5打数2安打3三振と拮抗していたが、1年早く海を渡った二刀流の前に屈した。

 菊池はメジャー1年目の前半戦を19試合で4勝6敗、防御率4・94で終えた。大谷に打たれたエ軍戦も含め、5月25日から6月8日まで3試合連続で3回1/3を5失点以上で降板した。序盤は快調に滑り出したが、初めて味わう過密日程に、疲労の色を隠せなかった。

 「レベルの高さを日々感じ、それに対応していく楽しさ、厳しさを感じた」と菊池。好調だった序盤は「直球、カーブ、スライダーだけでいいや、と思った自分もいた」とも明かす。その後苦しんだことで「チェンジアップがなければいけないという気持ちになった」と考えも改めさせられた。

 「来ないと分からない部分もたくさんある。そういうものが前半戦で経験できた。経験を財産と力に変え、いい投球をしたい」と後半戦へ向けて意気込みを口にした。(シアトル・笹田幸嗣通信員)

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