龍谷大平安コールド発進!野球一家の2年生大砲・奥村が3安打けん引

[ 2019年7月8日 17:59 ]

第101回全国高校野球選手権 京都大会2回戦   龍谷大平安7―0花園=7回コールド ( 2019年7月8日    太陽が丘 )

<龍谷大平安・花園>独特の構えで安打を量産する龍谷大平安・奥村(撮影・後藤 正志)
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 2年連続35回目の出場を狙う龍谷大平安が順調なスタートを切った。打線は13安打7得点。先発・橋本幸樹投手(3年)が6安打無失点で7回を投げ抜いた。原田英彦監督(59)は「初戦の入りが大事。そう思うと、最初は重い空気もあったが、元気はあったと思う」と話した。

 重い空気を打破したのは奥村真大内野手(2年)だった。初回2死一、二塁。カウント2―0から内角直球をとらえ、左前に先制打を放った。「チャンスでの打席が楽しいし、緊張感が楽しい。そういう場面で回ってきて嬉しかった」。2回1死から左前打、5回無死では左越え二塁打と計3安打。「いい試合とは言えないけど、勝てて良かった。京都で圧倒的に勝たないと、全国では通用しない」と力を込めた。

 今年1月に持病の不整脈改善のため、カテーテル手術を受けた。状態は劇的に改善したが、選抜大会後に症状が出て、春季大会はベンチ入りメンバーから外れた。「(春季大会は)アルプスで応援していましたが、その時も出たいという強い気持ちを持っていました」。体調と相談しながら練習を継続。体調を整え、夏の舞台に臨んでいる。

 監督も「プレッシャーをかけず、楽しく打たせてやりたい」と期待を寄せる大砲。父・伸一さんは甲西(滋賀)時代の86年夏に、兄・展征(現ヤクルト)も日大山形(山形)時代の13年夏に甲子園で本塁打を記録した。過去に例を見ない聖地での「親子&兄弟アーチ」への挑戦。そのためにも京都では負けられない。

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2019年7月8日のニュース