球界最年長投手の中日・山井が9年ぶり鯉料理「41歳ですけど、まだトシを感じるということもない」

[ 2019年7月8日 22:08 ]

セ・リーグ   中日3―2広島 ( 2019年7月8日    ナゴヤD )

<中・広>球界最年長投手として勝ち星を挙げ、R・マルティネス(左)からウイニングボールを受け取る山井(撮影・椎名 航)
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 球界最年長投手の中日・山井大介投手(41)が自身4連敗中だった広島を相手に7回途中2安打1失点と好投。4月17日のDeNA戦(ナゴヤD)以来82日ぶり、5月10日に41歳になってからは初勝利となる待望の今季3勝目(3敗)を挙げた。

 3―1で迎えた9回には4番手のマルティネスが無死満塁のピンチから1点を失って1点差に迫られるシーンもあったが、山井は「味方をみんな信用してますんで。絶対抑えてくれるやろ、と思って。頑張れよ!っていう気持ちでね、はい。見てました」と笑顔。

 7月5日のヤクルト戦(浜松)で先発予定だったが、雨天中止となり、6月20日の西武戦(ナゴヤD)以来となるマウンド。社会人時代に所属した河合楽器の地元である静岡県浜松市での凱旋試合が流れ「浜松も投げたい気持ちがありましたけど」と残念がりながらも「ナゴヤドームの皆さんの前で投げられるっていう気持ちを充分感じて投げれたので、きょうは何とか変なピッチングだけはしたくないと。少しでも長いイニングをと思って投げたので、こういう結果になって良かったなと思います」と胸を張った。

 「正直、調子は良くなかったし、木下…キャッチャーにいいリードをしてもらって。何もストライク入らないボールばっかりでしたけど」と2度目のバッテリーを組んだ27歳捕手・木下の好リードに感謝したベテラン。「本当に野手陣に早い段階で点取ってもらったし、何とか必死になって1球1球投げようっていう気持ちだけでしたね」と初回に2点先制してくれた打撃陣にも感謝した。

 実は、広島戦の勝利は2010年7月16日に完封して以来9年ぶり。「全く考えてなくってですね。どういう相手であろうが、とりあえず勝ちたいという気持ちだけを前面に出して投げましたので、勝てて良かったですし、また次も頑張りたいなと思います」と謙虚に語った球界最年長投手の41歳。

 「僕はね、41歳ですけど、まだまだ41歳という…そんなトシを感じるということもないので、まだまだまだまだしっかり投げこんでいきたいと思いますんでまた応援の方よろしくお願いします」と竜党に力強いメッセージを送った。

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2019年7月8日のニュース