ソフトB 柳田 右太腿裏に違和感で練習切り上げ 今後の調整に影響か

[ 2019年2月15日 05:30 ]

シートノックを受ける柳田(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンク・柳田悠岐外野手(30)が14日、宮崎キャンプの練習中に右太腿裏に違和感を訴え、練習を切り上げた。午前にランニング、守備練習をこなしたが、午後は予定されていた打撃練習などを回避した。宮崎市内の病院で検査を受けた本人は軽症を強調したものの、今後の調整に影響が出るのは避けられない状況だ。

 午後2時過ぎ。ジャージー姿の柳田が、タクシーに乗り込んだ。「すみませんがノーコメントでお願いします」と厳しい表情を浮かべ、宮崎市内の病院へ向かった。受診後そのまま宿舎に戻った主砲は、足を引きずることなく「張りですね。ちょい痛くらい。(安静は)2、3日くらいじゃないですか」と軽症を強調した。

 午前10時に始まったウオーミングアップ、ランニングを普通にこなしていた。シートノックでは中堅の守備に就いたが、右太腿裏に違和感を訴え、午後に予定されていた打撃練習などを回避し、練習を切り上げた。村松外野守備走塁コーチは「大丈夫かなと思ってシートノックをやってみたけど、しんどかったみたい。(故障の)場所が場所だけに」と心配そうに話した。詳細な診断結果は15日に判明するもようで、工藤監督は「(詳しい診断結果を)聞いた後に、その後のことを考える」とした。

 1月の自主トレでは走り込み、ウエートトレーニングで体を追い込み、今キャンプは第2クールまで過酷なランニングメニューをこなしていた。「きついですけど、アスリートなのでね」と順調なキャンプを送っていただけに、手痛い離脱となった。チームではバンデンハークが腰の張りを訴え別メニューで調整中だが、主力野手の故障は柳田が初めてとなった。

 本人は軽症を強調したものの、違和感を訴えた箇所が太腿裏とあって、今後は慎重なリハビリを余儀なくされる。シーズン開幕まで1カ月以上の時間があるとはいえ、キャンプ中に実戦練習などをこなすことができなければ、調整遅れは必至だ。今季は自己最多の45本塁打を目標に掲げる柳田が、厳しい状況に立たされた。

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2019年2月15日のニュース