“メンディー似”ロッテの大砲候補・バルガス 優勝のため「パワーで貢献したい」

[ 2019年1月30日 05:30 ]

拳で胸を叩いてゴリラパフォーマンスを披露するバルガス (撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 ロッテの新外国人、プエルトリコ出身のケニス・バルガス内野手(28)が29日、米国出身のジョシュ・レイビン投手(31)、ブランドン・マン投手(34)とZOZOマリンで入団会見に臨んだ。

 待望の大砲候補は、EXILEの関口メンディー似の風貌で「チャンピオンリングを獲るための助けに来た」と、いきなりの優勝宣言。総額約1300万円の装飾品がまたド派手だ。

 金髪に金縁のサングラス。ダークグレーのスーツに赤いベルトと赤い靴。左手首には約550万円のロレックス製の高級腕時計。ピアスは50万円。結婚指輪は80万円。「これも見てくれ!」と胸元から取り出したネックレスは600万円だ。

 実力も保証付き。17年のWBCプエルトリコ代表で、14年から在籍したツインズでは4年間で通算35本塁打。「パワーで貢献したい」と、同席した松本尚樹球団本部長に「50本打つよ」と公約したという。

 オフに参加したプエルトリコのウインターリーグでは31試合に出場し、打率・376、6本塁打でMVPを獲得。滑らかな舌は自信の表れだ。松本本部長は「井上、レアードと厚みのある打線が組める」と期待した。

 2年前に右手甲と右胸にニックネーム「ゴリラ」のタトゥーを入れた。コワモテ風だが、愛嬌(あいきょう)も抜群。「本塁打後はこれをやるんだ」と、ゴリラのように両手で胸を叩くパフォーマンスで会見場を爆笑に包んだ。その明るさとパワーが、昨季12球団最少78本塁打のチームを救うのは間違いない。 (君島 圭介)

 【ケニス・バルガス プロフィール】

 ☆生まれとサイズ 1990年8月1日生まれ、プエルトリコ出身の28歳。1メートル96、133キロ。右投げ両打ち。ポジションは一塁手。

 ☆球歴 ルイス・ヘルナイズ・ベローネ高卒で09年2月にツインズと契約。14年7月にメジャー昇格し、17年まで通算236試合に出場し、打率.252、35本塁打、116打点。17年WBCではプエルトリコ代表。

 ☆愛称 元レッドソックスの英雄・オルティスから「将来性がある」と太鼓判を押されたことから、オルティスの愛称「ビッグ・パピ」にちなみ「リトル・パピ」とも呼ばれる。体格はバルガスの方が大きく、リトルは弟分的な意味合いがある。

 ☆怪力 ツインズ時代に飛距離142メートルの特大本塁打を放ったことがある。

 ☆巨漢 体重135キロでNPB史上最重量だった楽天・アマダーが昨季限りで退団し、今季のNPB最重量。

続きを表示

この記事のフォト

2019年1月30日のニュース