輝星、岩瀬氏“鉄腕魂”継承!金言に感激「続けられる限り野球続けたい」

[ 2019年1月12日 05:30 ]

野球殿堂博物館を見学し、写真展で飾られた自身の写真にサインする日本ハムの吉田輝
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 日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18=金足農)が11日、都内のホテルで行われた「第53回テレビ朝日ビッグスポーツ賞」の授賞式に出席し、エンゼルスの大谷翔平投手(24)と初対面した。その前には日本野球機構(NPB)の新人選手研修会に参加。講演を行った元中日・岩瀬仁紀氏(44)の「金言」を胸に、太く長い野球人生を歩むことを宣言。濃密すぎる17歳最後の一日となった。

 日本ハムの「勇翔寮」では、二刀流としてメジャーの舞台で昨年新人王も獲得した偉大な先輩が過ごした404号室を継承。「大谷さんもこの(寮の)部屋で野球をしていたんだと思うと自分も続いていきたい。日の丸をもう一度、背負って優勝できるように頑張りたい」と語った。東京ドームに隣接する野球殿堂博物館を見学し、大谷のユニホームに目を奪われたのは対面の約7時間前だった。「自分もいつかユニホームをここに飾ってもらえるようになりたい」。大谷のオーラに触れ、気持ちは自然と引き締まった。

 大谷だけではない。新人選手研修会では、プロ野球記録の1002試合登板を果たし、今季限りで現役を引退した岩瀬氏の講義に感銘を受けた。「プロで活躍するために参考になることばかり。岩瀬さんのように続けられる限り、野球を続けたいと思った」。(1)最初の3年間が重要(2)継続は力なり(3)故障防止への努力――といった岩瀬氏の金言を胸に、長く愛される野球選手を目指すことを誓った。

 12日に18歳の誕生日を迎える。「(ネクタイは)人生初めて。動画を見ながら(結び方を)確認しました」と金足農カラーの紫のネクタイを締めた17歳最後の一日は一生忘れられない日となったはずだ。 (武田 勇美)

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2019年1月12日のニュース