パ6球団、19〜21年も台湾で放映 「大王」も加入 新たに3年契約

[ 2019年1月12日 05:49 ]

王柏融外野手
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 パ・リーグ6球団とパシフィックリーグマーケティング株式会社(PLM=本社・東京都中央区)が16年からの3年契約が終了したFOXスポーツ台湾と新たに今年から21年までの3年契約を結ぶことが11日、分かった。

 海外での新規ファン開拓に積極的な同リーグとプロ野球の放映に積極的なFOXスポーツがさらに関係を強化する。今季も台湾選手はパに8人が所属。今季の目玉は何と言っても日本ハムに加入した「大王」こと王柏融(ワンボーロン)外野手(25)だ。台湾ラミゴ時代の16、17年に打率4割をマーク。メジャー球界からも注目を集めた「安打製造器」は日本ハムと3年総額4億円プラス出来高の大型契約を結んだ。

 台湾の野球ファンにとっての王柏融は、日本人にとっての松井秀喜やイチローのようなスター選手。放映試合数も、これまでの年間260試合以上を維持する予定で、パ・リーグ関係者は「これまで以上に台湾の方々がパ・リーグの球場で観戦することも増えるのでは」と期待を寄せている。パは昨年、1・8%増の1131万5146人を動員して史上最多を記録。今季は王柏融が起爆剤となり、さらに増える可能性は高い。

 きょう12日に契約延長が正式発表され、15日には、台湾では王柏融も出席して盛大な会見が行われる予定。台湾からの観光客は年間400万人以上といわれている。日本ハムは台湾の野球ファンや観光客に向けた新規サービスも検討中。今後、両国の野球界の関係はさらに発展しそうだ。

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2019年1月12日のニュース