阪神・矢野監督、長野加入の広島警戒「走攻守で嫌なタイプ」

[ 2019年1月12日 05:52 ]

阪神・矢野監督
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 阪神・矢野燿大監督(50)が11日、神戸市内で取材に応じ、長野を加えた広島への警戒感を強めた。現役時代の対戦を踏まえて「本塁打もあるし、外野の返球も捕ってから早い。年齢も完全にベテランになって引っ込むっていうところでもないし。走攻守で嫌なタイプ」と分析。何より人的補償という形で新天地へ移ったことによるモチベーションの高まりを恐れた。

 「“クソーッ”とか“見返す”という気持ちは持っていると思うから。そういう部分でも嫌やなと思う」

 元から丸が抜けただけで3連覇の王者が弱体化するとは見ていなかった。「数字的に圧倒的にでかいけど、意外にそうでもないくらいに(戦力)いるという印象だった。バティスタとかメヒアとか、可能性をめちゃめちゃ持っているし、松山だって伸びしろがある。野間も成長してきている」。そこへ長野が加わるのだから脅威を抱いて当然だ。

 「より厚みが増すことになると思う。長野を獲ったというのは、本気というか、目先の今季に向けての戦力を最優先させてとったと思うから、やる側としてはやっぱり簡単じゃないなと思う」。まずは2月21日の練習試合で顔合わせし、開幕3カード目で初激突。どう挑むか。注目だ。(山本 浩之)

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2019年1月12日のニュース