オリ宮内オーナー 西村新監督にリーグV厳命 96年が最後「私も若くない」

[ 2018年10月27日 05:30 ]

監督就任あいさつを終え握手する宮内オーナー(左)と西村監督 (撮影・久冨木 修)                                                                                                                                  
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 新監督でも猶予は与えない。都内のオリックス本社で西村新監督から就任あいさつ受けた宮内義彦オーナー(83)は26日、日本一となった1996年を最後に12球団で最も遠ざかるリーグ優勝を来季の最大目標として新指揮官に厳命した。

 「私が一番優勝から遠のいているオーナー。私も若くない。3年先、5年先というわけにはいかない。(新監督は)経験豊富で現有戦力も熟知している。監督としての集大成を見せてほしい」

 西村監督はロッテ監督就任1年目の10年にリーグ3位から日本シリーズを制覇。会見に同席し「優勝争いするチームづくりを真っ先に考えないと」と表情を引き締めた。

 球団は西武・浅村が国内FA権を行使した場合に備え調査を進めている。宮内オーナーは「弱点は打つ方。練習で鍛えてもらい、できれば補強もね」と支援を約束。FA流出が懸念される西と金子についても言及し「選手の権利なのでやめてくれとはいえないが、最大限の誠意で残ってもらえるようにしないといけない」と全力で慰留するよう指示した。(湯澤 涼)

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2018年10月27日のニュース