“パ打率最低”オリ安達 最高の仕事!逆転V三塁打「迷惑かけていた」

[ 2018年8月12日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス6―3ロッテ ( 2018年8月11日    京セラD )

<オ・ロ>スタンドの声援に応える(左から)安達、山田(撮影・後藤 正志)
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 手負いのオリックスの息を吹き返す一打だった。安達が2―3の8回2死満塁で、中越えに走者一掃の三塁打。14打席ぶりとなる8月初安打で、4連勝した6月15日DeNA戦以来2カ月ぶりの3連勝を呼び込んだ。

 「全然打てなくて迷惑をかけていたので、打てて良かったです」

 低迷するチームと重なるように不振を極めた。打率・208はパ・リーグの規定打席到達者の中で最低。16年に発症した厚生労働省指定の難病「潰瘍性大腸炎」の影響については、「それは関係ない。体調は全然大丈夫」と言い訳にはせず、男気で不振を払しょくした。

 チームの苦境を救う一打でもあった。試合前の練習で、西野が頭部に打球を受け「前頭骨骨折」の重傷で戦線離脱。安達は前3打席凡退で代打も考えられたが、ベンチに残っている野手は小田1人。福良監督は「どうかなと思ったけど人がいない事情もあって、安達にかけました。あの打席は良かった」と信頼に応えた安達を称えた。

 4位・ロッテと0・5差と肉薄し、クライマックスシリーズ進出圏内を争う3位・ソフトバンクとは2差。「明日も勝ちます!」と安達。副選手会長が上位浮上へ弾みを付けた。

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2018年8月12日のニュース