ヤクルト中村“ツバメの顔弾”イケメン総選挙圏外も女性の目線独り占め

[ 2018年6月10日 05:30 ]

交流戦   ヤクルト7―3オリックス ( 2018年6月9日    神宮 )

初回2死一、二塁、中村左越え3ランを放った中村(中)は西浦(左)、藤井の出迎えに笑顔(撮影・沢田 明徳)
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 1点を先制された直後の初回に一挙6得点の逆転劇。主役はヤクルト・中村だ。西浦の左前打などで3点を挙げ、なお2死一、二塁。「チャンスだったしゾーンを上げて準備した」と捕手らしい読みでディクソンの高め147キロ直球を捉え、左越えへ2号3ラン。とどめを刺した。

 打率はセの規定打席到達者では最下位の・219だが5月途中から好感触をつかみつつある。両足の幅を狭めバットを顔の前に構えるように変更。「DeNAの宮崎さんをイメージしている」と昨季の首位打者を参考に軸足の右側に体重を乗せることを意識している。

 この日から神宮球場は2日間の「レディースデー」。スコアボードはピンク文字で掲示された。球団が開催した第1回イケメン大総選挙で選ばれた上位10人の等身大パネルも飾られ、グッズも販売。試合後は初回に中前打で猛攻の口火を切った選挙1位の山田哲、3安打4出塁の同5位・川端らを差し置いて、お立ち台に立った中村は「まさか本塁打になるとは思わなかった」と笑った。選挙ではランク圏外だったが、女性の視線を独り占めした。

 前日に交流戦の連勝が7で止まったばかり。小川監督も「連敗しなかったことで連勝に意味が出た」と仕切り直しの白星を称えた。15年9月から続いていたオリックス戦の連敗も8でストップ。再び交流戦の単独首位に立ち、主将を務める中村は「新たなスタート」と快進撃を約束した。(君島 圭介)

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2018年6月10日のニュース