金本監督“打倒G魂”継承 “関西のお父さん”星野氏なら…後押し感じた

[ 2018年3月29日 05:30 ]

星野仙一氏お別れの会 ( 2018年3月28日 )

桜の咲く広田神社を参拝する金本監督
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 阪神・金本監督は弔辞でこぼれた涙をぬぐい、“星野魂”を胸に宿した。30日、就任3年目の開幕戦では巨人と激突。「打倒・巨人」に闘志を燃やした恩師の姿を思った。

 「巨人に限らずですが、まず戦う姿勢ですね。星野さんがマウンドで投げている姿のように、とにかく向かっていくぞ、という気持ちを持って選手たちはやってほしいですね」

 今季スローガンは「執念」。改めて戦う姿勢の重要性を説いた。「絶対、負けないという気持ち」。13年ぶりリーグ優勝へ選手に強い闘争心を求めた。生前は節目節目で必ず助言を受けてきた。監督と選手の間柄を越えて「関西のお父さん」と表現。開幕を目前に控えた今ならどんな言葉をくれるだろうか。

 「“お前の思う通り、思いきってやれ”と言うね。“思うようにやればいいんだ”ということを言ってくれていたと思います」

 見つめた遺影から無言の後押しを感じた。別れの儀式を終え、東京へ向かった。墓前にウイニングボールを届けることを約束して――。

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