斎藤佑樹“ハンカチ王子”から12年…苦悩を激白「クビを切られてもおかしくない」

[ 2018年3月29日 12:00 ]

「バース・デイ」で思いを語る斎藤佑樹(C)TBS
Photo By 提供写真

 日本ハムの斎藤佑樹投手(29)が31日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後4・30)で輝かしい栄光があるからこその苦悩を激白する。「毎年クビを切られてもおかしくないような成績」と危機感を口にし、30歳の節目を迎える今季への強い決意を語る。

 30日に開幕するプロ野球。その世界で、12年前の甲子園で「ハンカチ王子」と呼ばれ、一世を風靡しながら、現在はもがき苦しむ日々を送る斎藤。番組は、1月の自主トレから独占密着。甲子園優勝メンバーとの食事会にも同行し、その素顔に迫る。

 高校3年時に甲子園優勝を成し遂げると、早大でも六大学野球で優勝。斎藤が口にした「もってる」は流行語にもなった。そして、堂々とドラフト1位で11年からプロの世界へ。1年目からエースの証である背番号18を背負った。1年目は6勝に終わったが、オールスターに出場するなど存在感を発揮。2年目には開幕投手を務め、勝利投手となり「今は、もってるではなくて、背負ってます」と高らかに宣言した。

 しかし、2年目に右肩の故障が発覚してからは、思うような成績は残せず。13年から昨季まで5シーズンでわずか4勝。「本当に毎年、クビを切られてもおかしくないような成績なので、野球が出来なくなる可能性がある」と8年目の今季にかける思いは強い。

 かつて大フィーバーを起こした右腕に対する世間の関心は依然、高いまま。「ネットの情報はあまり見ないようにしています」「ハンカチ王子って、あだ名がついて、ハンカチ使うんじゃなかったなとか、そういう時期はありましたけど…」と苦悩を告白する。元チームメートとの食事会では、本音も吐露。甲子園の栄華から12年―。注目を集め続ける斎藤の素顔と抱え続けた苦しみが明かされる。

 31日は「オールスター感謝祭」(後6・25)放送のため、通常より30分早い午後4時30分から放送される。

続きを表示

この記事のフォト

2018年3月29日のニュース