メジャー復帰の元巨人マイコラス 先人のガリクソン、ルイスを超えられるか

[ 2018年3月29日 13:19 ]

カージナルスのマイルズ・マイコラス投手 (AP)
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 昨季まで日本のプロ野球、巨人で活躍したマイルズ・マイコラス投手(29)が今季はカージナルスと契約してメジャー復帰を果たした。

 マイコラスは巨人時代の3年間で通算31勝。今オフに2年1550万ドル(約16億5000万円)という好条件でカージナルスと契約を交わし、先発4番手を任されることになった。

 オープン戦では6試合(先発5試合)に登板して1勝2敗、防御率4・76。最初の2試合で打ち込まれ、防御率は19点台にまで悪化したが、その後の登板では安定した投球を見せ、首脳陣を安心させた。

 メジャーに復帰したマイコラスがどれだけ勝ち星を重ねることができるのか気になるところだが、過去に日本球界を経てメジャーに復帰した投手と言えば、元巨人のビル・ガリクソン、さらに元広島のコルビー・ルイスを思い出すファンが多いことだろう。

 1988年から巨人に加入したガリクソンは同年に14勝を挙げるなど、2年間で通算21勝。90年にメジャーへ復帰すると、タイガース時代の91年にリーグ最多の20勝をマークするなど、94年までの5年間で通算61勝を挙げた。

 そして、2008年から広島に加入したルイスは同年に15勝、さらに翌年にも11勝と活躍。10年からレンジャーズでメジャーへ復帰し、15年には17勝をマークするなど、16年までの6年間で2桁勝利4度、通算65勝を挙げた。

 メジャーへの復帰時期はガリクソンが31歳で、ルイスが30歳。マイコラスも8月で30歳になるので、年齢的な部分でも重なる。強豪カージナルスの先発投手として、果たしてこうした先人を超えることができるか興味をひかれる。

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