【追球】ハム石川直 四球与えカウント取りにいったのが命取りに

[ 2017年9月11日 08:20 ]

パ・リーグ   日本ハム7―8西武 ( 2017年9月10日    メットライフドーム )

<西・日>4回、中村に2ランを浴び硬い表情でベンチに引き揚げる石川直
Photo By スポニチ

 四球後のホームラン打者への1球。それが全てだ。4回無死一塁。日本ハム・石川直は中村に2ランを浴びた。先頭の栗山に四球を与え、中村への初球はボール。続く2球目、外角高めの145キロを振り切られた。

 典型的な「フライボール投手」。今季奪った132アウト中、フライアウトは62で47%を占める。1メートル90の長身で最速151キロを誇り、力のある直球でボールの下を叩かせてアウトを稼ぐ。捕手・清水のサインに応じて投げたが、コースが少し甘かった。

 「カウントを悪くしたくなかった。もったいなかった」。吉井投手コーチは「四球を与えた後のカウントを取りにいった球。若い選手がしてしまう失敗」と語った。何を投げるかでなく、どこに投げるか。期待の大きい3年目右腕は、この1球をプロ初勝利への糧にしなければならない。 (柳原 直之)

 ▼日本ハム・栗山監督(12日楽天戦の大谷先発登板を明言)12日、大丈夫だと思うので行かせます。(球数制限は)イメージはしているけど、状態によっては分からない。

 ▼日本ハム・レアード(6回に2試合連続、リーグ単独トップの31号ソロ)昨日のホームランでタイミングが戻ってきた。

続きを表示

2017年9月11日のニュース