履正社に「阪神・坂本2世」の新怪物 バックスクリーン直撃の公式戦1号&3打点

[ 2017年9月11日 08:05 ]

高校野球秋季大阪大会2回戦   履正社8―0西野田工科(7回コールド) ( 2017年9月10日    履正社茨木グラウンド )

公式戦第1号を放った履正社の野口
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 「坂本2世」の大器が満点デビューだ。2年連続の選抜大会出場を狙う履正社が秋季大阪大会2回戦で西野田工科を8―0と圧倒。「8番・捕手」で先発した1年生の野口海音(みのん)が公式戦第1号を含む2安打3打点と暴れ回った。

 2回に右中間へ適時二塁打を放つと、圧巻は3回の第2打席だ。2死二塁から外角直球を強振。弾丸ライナーのバックスクリーン直撃弾を放った。侍ジャパンU―15代表で主将を歴任。昨夏のワールドカップでは最速143キロ左腕・及川(横浜)らとともに準優勝に輝いた。高校時代に坂本(阪神)を育てた岡田龍生監督は「パワーは1年時の坂本より上です」と断言した。

 3人きょうだいの末っ子。父・幸雄さんがダイバーのインストラクターを務めている関係で、長男は万太、次男は仁平と海に関する名前がつく。海音は中学時代に45本塁打を放った打撃が売りだ。「打てる捕手」を理想に掲げ、巨人の阿部がお手本。野口は「阪神の坂本さんは投手陣の信頼が厚いと聞きます。坂本さんを超えられるように」と瞳を輝かせた。(吉仲 博幸)

 ◆野口 海音(のぐち・みのん)2001年(平13)11月6日生まれ、大阪府松原市出身。恵我小から「恵我連合」でソフトボールを始め、投手。松原第四中では「松原ボーイズ」に所属し、中2から捕手。侍ジャパンU―15代表で主将。履正社では1年夏からベンチ入り。高校通算2本塁打。50メートル走6秒7。遠投100メートル。二塁送球タイム1秒8。1メートル71、79キロ。右投げ右打ち。

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2017年9月11日のニュース