指導資格回復の特例措置 中西氏、古田氏、佐々木らが出席

[ 2017年5月31日 18:12 ]

 野球殿堂入りしたプロ野球経験者に限る特例措置として、高校、大学の指導資格を回復する手続きが簡略化されたことを受け、希望者に対する第1回の研修会が31日、東京都内で行われ、中西太氏(84)や古田敦也氏(51)、佐々木主浩氏(49)ら8人が参加した。

 日本野球機構(NPB)の担当者が、プロ、アマの関係の歴史や高校生の故障防止のための留意点などについて講義した。出席者は今後アマ側へリポートを提出し、早ければ6月20日に開かれる日本学生野球協会の資格審査委員会で資格回復が認められる。中西氏は「野球で恩返しができれば」と話し、古田氏も「野球界での経験を次の世代につなげたい」と後進の指導へ意欲を示した。

 通常の手続きではプロ、アマ双方の研修会を計3日受講しなければならないが、殿堂入りした対象者は1日の研修とリポート提出で代替できるようになった。受講料も免除され、8人は受講料相当の金額を野球殿堂博物館へ寄付した。

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2017年5月31日のニュース