オリ ロメロ効果だ!7回猛攻7点 福良監督「周りが生きてくる」

[ 2017年5月31日 05:30 ]

交流戦   オリックス9―1ヤクルト ( 2017年5月30日    京セラドーム )

<オ・ヤ>7回2死二塁、ロメロはバットを折られながらも遊撃内野安打を放つ
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 「ロメロ効果」だ。オリックスは今季最多15安打で9点を挙げ、交流戦を快勝発進。1点リードの7回に一挙7点を奪う猛攻。故障から1カ月ぶりに復帰した主砲の意地の遊撃内野安打が12人攻撃によるビッグイニングを呼んだ。

 「戻って来られてうれしい。合流した日にチームが勝って良かったよ」

 2―1の7回2死二塁。近藤の内角直球に詰まらされたが全力で一塁を駆け抜けた。折られたバットが打球と同じ遊撃方向へ転がり打球処理を遅らせた。執念で後続へつなげ、代打・西野の左2点打を演出した。1点を追う初回1死一、三塁では三ゴロの間に三塁走者を生還させ打点も挙げた。5月1試合平均2点前後の打線を、いきなり活性化させた。

 ぶっつけ本番の「4番・DH」起用に応えた。福良監督は「ロメロがいるだけで周りが生きてくる。(練習の時に)“出てくれ”と。(長村球団)本部長も押してくれてゴーサインを出した。良くつながりました」と称えた。昨季最下位だった交流戦で初戦を制し5月初の2連勝。負ければ球団の月間最多敗を更新する危機で耐え、単独4位に浮上した。指揮官は「また明日、取りたいですね」。再進撃の、のろしを盛大にあげた。 (湯澤 涼)

 ▼オリックス・金子(7回1失点でリーグトップタイの6勝目)最低限のことはできましたが、今日は打線に助けてもらいました。

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