AKIRA初優勝 吉原14回零封でMVP

[ 2017年5月13日 05:30 ]

白龍旗争奪野球   AKIRA3―0日立オートモティブシステムズ・厚木事業所 ( 2017年5月12日    東京D )

<白龍旗決勝 日立オートモティブシステムズ・厚木VS AKIRA>優勝し、ナインに胴上げされるAKIRA・久保田監督(中央)
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 決勝が行われ、AKIRA(上下水道)が日立オートモティブシステムズ・厚木事業所(自動車)を3―0で下して初優勝を飾った。優勝チームには白龍旗などが贈られ、最高殊勲選手賞にはAKIRA・吉原一輝投手(24)が選ばれた。

 AKIRAの3年目右腕・吉原が8回4安打無失点、144球の熱投で初の頂点に導いた。2回以降は三塁を踏ませず、先発して6回無失点だった準々決勝に続く力投でMVPを受賞。「相手は打撃がいいので最初から飛ばした。緊張したが要所要所で抑えられた」。神奈川大ではDeNAのドラフト1位新人・浜口の2学年先輩。プロで既に2勝した後輩の活躍に「ステージは違うけど、僕も頑張ろうと思える」と刺激を受けている。

 久保田晃史兼任監督は「吉原は当たり前のことを当たり前にやってくれた」と称え、「目指しているのは天皇杯、国体での優勝。この優勝はそのための通過点」とさらなる高みを見据えた。

 <日立オートモティブシステムズ・厚木事業所 打線沈黙…4安打>4安打零敗で3年ぶりの優勝を逃した。横浜高時代に松坂(ソフトバンク)と同期だった加藤重之監督は「打線がうまくつながらなかった」。12年までヤクルトで育成選手だった4番・曲尾(まがりお)マイケは、4回1死からチーム初安打を放つも得点に結びつかず「チャンスがつくれなかった」と悔やんだ。

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2017年5月13日のニュース