近大、14日にも8季ぶりV 13日は天候不良で中止

[ 2017年5月13日 10:23 ]

関西学生野球連盟 第7節1回戦   近大5―2京大 ( 2017年5月12日    甲子園 )

バッテリーにゲキを飛ばす近大の田中監督
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 近大が高校野球の聖地・甲子園で8季ぶりの優勝に王手をかけた。京大との1回戦に13安打5得点で快勝。13日の2回戦は有藤通世OB会長が今春初観戦する予定だったが、天候不良で14日に順延となった。

 部員の不祥事で13年秋のリーグ戦出場を辞退した西の名門。上宮、東大阪大柏原の監督を経て14年春に就任した田中秀昌監督(60)にとって、大学での初優勝まであと1勝だ。指揮官は「いよいよといいますか、ここまで長かった」と率直な思いを口にした。

 1点リードの7回、代打・駒瀬が左前へ適時打を放った。指揮官は「あの1点が大きい。4年生の意地ですね」と称えた。今春は1回戦前夜に生駒グラウンド近所にある「音の花温泉」に行くのがルーティン。前夜は赤間主務、駒瀬と湯船につかった。その駒瀬が打席に向かう直前「泉質はどうだった?」と問い掛け、リラックスさせた。

 チームは今季から『目標設定シート』を導入した。各選手が短期、中期、最終目標を記し、そこに向かって鍛練を積み、課題を克服してきた。主将の小深田は「リーグV」と記し、投手リーダーを務める左腕の岡田は「神宮で優勝」を掲げた。歓喜の瞬間はもう目前だ。(吉仲 博幸)

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