ダル “自撮り”で分析 捕手マスクに小型カメラ、ドローン導入も視野

[ 2017年2月25日 08:01 ]

捕手チリーノスのマスクにカメラを取り付けるダルビッシュ
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 レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)が「自撮り」でさらなる進化を遂げる。今キャンプ2度目のフリー打撃に登板した23日(日本時間24日)、初めて2台のカメラを用意。「自分のイメージと体の動きがどれだけ一致しているかを見る。すぐチェックすることで“意外とこうなんだ”とか分かる」と話した。

 今春は常に自身から右45度(三塁側)の角度に三脚で固定したビデオカメラで投球フォームを撮影。この日はさらに「どういうふうに見えているのかを見たかった」と、捕手チリーノスのマスクに小さなカメラを装着した。思うように作動せず実現は今後に持ち越したが、探究心を大いに示した。

 オフにはSNSでトレーニング動画を公開。数日前には「You Tube」に投球の映像を投稿した。「後に何かを残せなければ意味がない。後につないでいく意識がないと」が自論。「自撮り」を自身の成長に利用するとともに、共有することで球界全体を底上げしたい思いがある。さらなる秘密兵器として、ドローン「ファントム4」(市価約12万円)もクラブハウスに持参。上空360度から撮影する機能を備え投球動作の空撮も視野に入れている。

 フリー打撃では、主砲ベルトレにボール球が目立ち「めちゃくちゃになってしまった。当ててはいけないという一心で。もう立たないでほしい」と苦笑い。しかし、他の打者には今回テーマにしたカットボールでゴロを打たせるなど順調さを披露した。右肘手術からの完全復活へ、文字通り死角がなくなりつつある。(サプライズ・奥田 秀樹通信員)

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