楽天・岸 開幕投手決定 移籍初年度は05年岩隈以来パ12年ぶり

[ 2017年2月25日 05:30 ]

楽天の岸
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 楽天の梨田監督は、3月31日のオリックスとの今季開幕戦(京セラドーム)に、西武からFA移籍した岸を先発させると明かした。

 パ・リーグで移籍初年度に開幕投手を務めるのは、近鉄とオリックスの球団合併に伴い、05年に楽天で務めた岩隈(現マリナーズ)以来、12年ぶり。28日からのソフトバンクとの練習試合に備えて前日に宮崎入りしていた岸は、球団を通じて「移籍1年目に開幕投手に選んでいただいてうれしいです。開幕に向けてしっかり調整をしていきたいです」とコメントした。

 昨季まで則本が4年連続で開幕投手を務めてきたが、今年は侍ジャパンの一員としてWBCに出場する。梨田監督は「則本にはWBCに集中してもらいたい。岸は移籍してすぐで重荷に感じるかもしれないけど、“やりがいを感じる”と言っていた」と説明。則本は本拠地開幕戦となる4月4日のソフトバンク戦(Koboパーク宮城)に登板させる考えだ。

 岸は西武時代の13、14年に開幕投手を務めているが、2連敗中。「FAで来たからにはチームを勝たせる投球をしたい」と意気込む右腕が、新天地&自身の開幕戦初勝利を挙げ、昨季5位から巻き返しを狙うチームを勢いづける。 (東尾 洋樹)

 ≪両リーグ合計17人≫移籍初年度に開幕投手を務めたのは11年の山本(横)まで両リーグ合計17人。うち、パは8人で、直近では05年の岩隈(楽=現マリナーズ)となっているが、この時の楽天は球団創設年で、全員が移籍選手。パの既存球団で移籍投手が開幕戦に先発すると、03年の吉井(オ=前所属エクスポズ)以来14年ぶりになる。

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2017年2月25日のニュース