マー君 米キャンプ自身最多74球 志願の投げ込み

[ 2017年2月25日 05:30 ]

ヤンキースの田中
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 ヤンキース・田中が23日(日本時間24日)、自身メジャーキャンプ最多の74球を投げ込んだ。ブルペンで44球投げた後に、今季初の実戦形式となるシート打撃で30球。これまでの自己最多は昨年2月28日の61球だった。

 シート打撃ではチームリーダーのガードナーに加え、昨季ナ本塁打王のカーターと、12年ナ打点王のヘドリーのベテラン3人を打席に迎えた。初回はガードナーを意表を突くフロントドアのシンカー(ツーシーム)で見逃し三振。続く2回は宝刀スプリットでヘドリーを空振り三振に斬った。2回1安打無失点で2三振1四球。上々の内容だった。

 74球の投球に「予定通りです。自分からリクエストを出し、それが今日だった」と田中。メジャーでは異例の球数となったが「試合が始まればそれぐらい投げる。例年投げ込みはしているし、その前に一度それぐらい投げておきたかった」と説明した。自ら首脳陣に投げ込みを訴え、それが認められた形。エースの調整法をチームも全面的に信頼し、ラリー・ロスチャイルド投手コーチは「70〜75球ぐらい投げたいと本人からの希望だった。いいアイデアだと思う」と話した。

 次回登板は28日(同3月1日)のタイガースとのオープン戦。2回、30球がメドとなる。(タンパ・後藤 茂樹)

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2017年2月25日のニュース