世界野球ソフト連盟会長 20年五輪福島開催に理解「復興支えたい」

[ 2016年11月19日 08:40 ]

WBSCのフラッカリ会長(左)と握手する組織委の森会長

 20年東京五輪・パラリンピック組織委員会が検討している野球・ソフトボールの一部試合の福島県開催に向け、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のリカルド・フラッカリ会長が18日に組織委の森喜朗会長と東京都内で会談し、「被災地の復興を支えたい。可能性を探っていきたい」と協力姿勢を示した。

 19日に会場候補で最有力の福島市の県営あづま球場と、郡山市の開成山球場を視察する。原発事故の影響については、「福島という場所自体は何ら問題ない」と述べた。

 1次リーグの方式はWBSCは出場6チームの総当たりを要望し、組織委は3チームずつ2組に分けることを提案。引き続き協議する。主会場は横浜スタジアムで調整されているが、総当たりとなる場合、同会長は日程上「(主会場が)1つの球場では開催が難しい」と指摘。会談に同席した全日本野球協会の鈴木義信副会長は、福島県開催の試合を増やすのも選択肢との認識を示した。

続きを表示

2016年11月19日のニュース