巨人・王OB会顧問 由伸監督にV奪回期待「今年は準備期間」

[ 2016年11月19日 05:30 ]

「巨人OB選抜VS台湾OB選抜チャリティー試合」記者会見であいさつする巨人OB会の王顧問

 巨人OB会顧問のソフトバンク・王貞治球団会長(76)が18日、台湾・台中市内のホテルで行われた「巨人OB選抜VS台湾OB選抜チャリティー試合」記者会見に出席。就任1年目リーグ2位の高橋由伸監督(41)の来季V奪回を期待した。

 「来年がスタートの年。今年は準備期間だと思っている。高橋監督に期待するところは大ですよ」。68年の台湾キャンプ以来、実に48年ぶりの台湾で巨人の背番号1のユニホーム姿を披露。ソフトバンク球団会長という現職から巨人への発言は控えめだが、巨人のユニホームに袖を通し「脈拍が上がった」と笑った。

 「選手から即監督になって同僚を仕切る難しさがあったと思う。よく頑張った」と引退してすぐに指揮を執った1年目をねぎらった。その上で自身の監督経験も踏まえて「勝つと(課題として)残るものがない。負けると残るものが多い」と話した。今季、王会長はオープン戦、交流戦と巨人が福岡を訪れるたびに、高橋監督と会談。陰ながらOBとして気にかけていた。チーム再建を目指しこの日終了した若手中心の秋季キャンプの動向もチェック。「秋季キャンプも真剣にやっていたみたいだしね」と底上げも感じ取っている。

 その高橋監督とは20日、台湾で同じベンチに入る。「GIANTS」のユニホーム姿で向き合い、チームの行く末も語り合う。 (春川 英樹)
 

続きを表示

2016年11月19日のニュース