糸井流失想定…オリ、FA陽岱鋼獲り正式表明 球団本部長が明言

[ 2016年11月16日 05:30 ]

日本ハムからFA宣言した陽岱鋼

 オリックスは15日、日本ハムから国内フリーエージェント(FA)宣言した陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)外野手(29)の獲得に動いていることを正式に表明した。

 長村裕之球団本部長が大阪市内の球団事務所で対応し、「右打者の外野手ということで、補強ということですね。代理人にはオリックスとして興味があると伝えてある。やりとりはさせてもらっている」と公に初めて獲得意思を明かした。

 細部の条件については「これから」(同本部長)としたが、3、4年の複数年契約を基本に交渉を進める考え。前日には宮内義彦オーナーも陽岱鋼について「格好いいね」と興味を示していた。

 その一方で、長村本部長は「糸井選手が他球団に行った時に、最悪のケースを考えた編成をしていかないといけない」とも語った。国内FA権を行使した糸井の残留を最優先事項とし、4年総額18億円といわれる条件を提示しているが、糸井側からの回答はないまま。糸井流出も想定し、陽岱鋼獲得への動きを加速させる。

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2016年11月16日のニュース