阪神 ゴメスら4助っ人退団 ドリスは右肘回復なら来季残留へ

[ 2016年11月16日 05:30 ]

阪神のゴメス

 阪神は15日、マウロ・ゴメス内野手(32)、コーディ・サターホワイト投手(29)、マット・ヘイグ内野手(31)、ネルソン・ペレス外野手(29)の助っ人4選手に対し、この日までに来季契約を更新しない旨を通達したと発表した。

 一方で、ラファエル・ドリス投手(28)については去就を保留。来季残留の芽が出てきたことが判明した。

 高野栄一球団本部長は4選手の戦力外を発表した上で、「ドリス選手については、ちょっと肘の状態の件で、シーズン中に何度か下に落ちた。よく頑張ってくれたのですが、(何度も)ファームの方で調整をすることがあったので、肘の状態のこともあって、多方面のことも含めて、ちょっと検討している状態です」と引き続き、検討課題であることを明かした。

 今季から加入のドリスは150キロ台後半の直球とフォークを武器に、34試合登板3勝3敗8セーブ、防御率2・12。34投球回36奪三振で、奪三振率9・53を誇った。シーズン序盤から中盤にかけてセットアッパー、抑えとしてフル回転し、ブルペン陣を支えた。ただ5月と7月の2度にわたって右肘痛を訴え、2軍に降格。結局、右肘の検査・治療のため、9月24日にシーズン終了を待つことなく帰国していた。

 とはいえ球団は右肘さえ問題が無ければ来季も戦力として計算できると判断。球団幹部も「良い投手ということは分かっている。あとは、シーズンを通して働けるかどうか」と話していた。さらに、ここに来てスタンバイ要員だったサターホワイトを切ったということは…。球団は手術した右肘の経過を調査し、残留の可能性を探る方針だ。

 4助っ人が戦力外通告される一方で、メッセンジャー、マテオの2投手は来季も残留が決定的。加えて球団は三塁を守れる新助っ人野手の有力候補として元楽天のケーシー・マギー内野手(34=タイガース)、ブルペン強化策としてローマン・メンデス投手(26=レッドソックス傘下3A)の獲得調査を続けている。

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2016年11月16日のニュース