大学決勝はドラ1対決 明大・柳VS桜美林大・千隼 打にも注目

[ 2016年11月16日 09:20 ]

第47回明治神宮野球大会大学の部決勝 ( 2016年11月16日    神宮 )

<明大・上武大>7回を投げて5安打無失点の明大・柳

 第47回明治神宮大会大学の部の決勝は、5年ぶりの優勝を狙う明大(東京六大学野球連盟)と、初出場の桜美林大(首都大学野球連盟)の対戦となった。

 明大は中日からドラフト1位指名された柳裕也投手(4年)が2試合12回を投げ無失点。捕手の牛島が「まだ本調子ではない」と言いながらも、ピンチで踏ん張る投球でチームをけん引。準決勝の上武大戦では自ら左中間席へ2ランを放つなどバットでも存在感を見せている。打線も1番・吉田大から下位まで切れ目がない。

 桜美林大は初出場ながら、ナインに気負いは見られない。打線は2試合連続2桁安打をマーク。ロッテから1位指名された佐々木千隼投手(4年)は準々決勝の環太平洋大戦で8回1死まで無安打投球を見せ、打席でも右中間へ流し打ち、スタンドまで運んだ。決勝で投げ合うことが予想される「ドラ1対決」は、投打で注目が集まりそうだ。

 桜美林大は78年に準硬式野球部として創部。08年に硬式野球部となり、14年に初めて首都大学野球リーグの1部に昇格したばかり。今大会で2試合連続本塁打を放った5番・大平は「練習を見に行って、雰囲気が良かったので桜美林大に決めた」と話すように、ベンチは常に明るいムードだ。

 12年には桐蔭横浜大が初出場初優勝を成し遂げたが、最近3年間は亜大、駒大、亜大と東都勢が3連覇中。東京六大学の意地を見せるか、それとも初出場の勢いのまま頂点まで上り詰めるか。今年最後のアマチュア野球公式戦。神宮大会決勝は16日正午、神宮球場で行われる。

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