現役大学野球部員に向け審判講習会 37大学から約200名が参加

[ 2016年11月5日 15:02 ]

大学野球の部員対象に行われた審判講習会

 現役の大学野球部員を対象にした審判講習会が5日、神奈川県・関東学院大学硬式野球部のグラウンドで開かれた。

 記念すべき第1回目となる講習会は、首都大学、東京新大学、千葉県大学、関甲新学生、神奈川大学野球の各連盟37大学から約200名の受講生が集まり、五輪等の国際大会を経験している7人の講師と審判員から、判定の仕方やケースに応じた球審や塁審の動き方などを学んだ。

 講習会後は、昨年度から始まったアマチュア野球の審判員ライセンス制度の3級を付与した。このライセンス制度は国際審判員となるS級から3級まで4段階あり、級によって担える大会が決まる。国際審判員になれば、2020年の東京五輪で審判員として活躍できる可能性もある。

 また、今回認定された受講生は大学卒業後、居住地域や所属リーグに関係なく全国や世界規模の大会に審判員として参加できるようになる。JOC(日本オリンピック委員会)の野球部門強化委員を務める横浜商大・佐々木正雄監督は「(講師を務めたアマ野球規則委員長の)中本委員長とともに、関西地方でも同様の講習会を行う予定。今後、各地方やリーグに広まることで、若手審判員の普及・育成活動に繋がると思う」と話した。

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2016年11月5日のニュース