日本通運 関本「憲」太郎が初回猛攻の主役に

[ 2016年11月5日 05:30 ]

第42回社会人野球日本選手権 2回戦 ( 2016年11月4日    京セラドーム )

<ヤマハ・東京ガス>2回無死二塁、前野は山岡から右中間2ランを放つ

 2回戦3試合を行い、日本通運は初回に関本憲太郎内野手(27)の2点適時二塁打などで4点を奪い、前回覇者の日本生命を撃破。5大会ぶりの8強入りを決めた。パナソニックは富士重工に2―1で逆転勝ち。王子は日本新薬に2―0で競り勝ち、いずれも準々決勝進出を決めた。

 日本通運にも「神様」がいた。初回、2死無走者から敵失を起点に3連打で2得点。なおも2死一、二塁から関本が「監督から狙っていけ」と言われた直球を捉えた一打は中越え2点二塁打となり、一挙4得点。この一打が大きかった。

 「憲太郎」と漢字こそ違うが、阪神で「代打の神様」として活躍した関本賢太郎氏(本紙評論家、顔写真)と同じ読みで同じ右打ちの内野手。「“神様”とは言われたことないですが…。阪神ファンだしマネをしようかと思った時もありました」と笑った。

 今夏の都市対抗では補強選手に先発を譲り、代打での出場にとどまるなど悔しい思いもした。この日も9回2死二塁の好機で代打を送られた。「今日も流れの中で打たしてもらっただけ。代打を送られるようじゃ駄目。もっと信頼してもらい自分で流れを変える打撃ができるようにしないと」。準々決勝の相手は都市対抗覇者のトヨタ自動車。自らの打撃で勝利を呼び、信頼も勝ち取りにいく。

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2016年11月5日のニュース