近藤 有原と約束の初回先制打!レアード「あした、決めるぞ~!」

[ 2016年10月14日 21:32 ]

パ・リーグCSファイナルS第3戦 ( 2016年10月14日    札幌D )

スタンドの声援に応える(手前から)近藤、有原、レアード
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 前日の第2戦で9回に逆転されるという嫌な雰囲気を打ち払ったのは、栗山監督も「今日は今までやっていない形」と話した、大きく組み替えた打線の爆発だった。

 不振の5番・田中賢を5番から9番に打順を下げ、レアードを7番から6番に、近藤を2番から5番に起用するなど、前日から5人の打順を変えた。2死一、三塁から先制打は近藤、そしてレアードが左翼へ2戦連発となる3ランを放ち4点を挙げたのだ。

 「有原さんと、初回3者凡退で抑えたら、3点取ると約束をしていたので良かったです」と近藤。今季は開幕では5番で出場も、その後左膝痛などで苦しみ戦線離脱も。この日は9月28日以来の5番だったが「チャンスだったので、初回からどんどん行こうと思った」と胸を張った。

 この日7回を投げ7安打されながらも1失点と力投した有原も「初回にいい形で点を取ってくれて投げやすかった。感謝しています」と笑顔。今季限りでの引退を表明した武田勝から贈られた「王手をかけろ」と直筆で書かれたTシャツを着て「きょう勝てたのは勝さんのおかげです」と語った。

 2試合連続の本塁打を放ったレアードも「めっちゃ、えぐかった」と日本語で感想を語り「フォークが来ると思っていた。ちょうど甘いところに来たので思いきり振った」としてやったりの表情。最後も日本語で「あした、決めるぞ~!」と高らかに4年ぶり7度目の日本シリーズ進出を宣言していた。

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