日大ドラフト候補 京田が猛アピール、先制三塁打に2盗塁「必死です」

[ 2016年10月11日 17:23 ]

東都大学野球第6週第1日 ( 2016年10月11日    神宮 )

 今月20日に迫ったドラフト会議で上位候補に挙がる日大の京田陽太内野手が、先制の三塁打に内野安打から二盗、三盗を決めるなど、猛烈にアピールした。

 1打席目は三振、2打席目は三塁フライと国学院大のエース清水に当てにいく感じの打撃だったが、3打席目の1死一塁では高めのストレートを右中間に三塁打。先制点をたたき出し、太田和の二塁打で2点目のホームを踏んだ。4打席目も二塁への高いバウンドの内野安打。一塁にヘッドスライディングをみせ「必死ですから」とユニホームに土がべったりとついた。その後は「監督から行けたら行けと言われている」という50メートル走5秒9の足を生かして二盗、三盗を決め、貴重な3点目のきっかけを作った。

 「きのう監督から、タイミングを上半身で取ってるから下半身で、というアドバイスをもらったのでいい感じで打てました」と仲村監督に感謝した。試合中に打撃を修正する能力があり、足と守備は一級品。これで7試合、全試合に安打を放ち打率は3割7分5厘に9打点と、バットでも大きくアピールしている。「ドラフトですか?そりゃあ不安ですよ」と言いながら、楽しみでもある。

 激しく続く東都の優勝争い。2004年春以来の優勝へ、京田のバットがチームを引っ張っていく。

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2016年10月11日のニュース