イチロー、大記録へカウントダウン マルチで最多ローズまで10本

[ 2016年6月8日 12:30 ]

ツインズ戦の1回、右前打を放つマーリンズのイチロー

インターリーグ マーリンズ4―6ツインズ

(6月7日 ミネアポリス)
 マーリンズのイチロー外野手(42)は7日(日本時間8日)、ミネアポリスでのツインズ戦に「1番・左翼」で先発出場し、初回と延長10回に右前打を放ち、4試合ぶりのマルチ安打を記録。メジャー通算2968安打で3000安打まであと32本とした。日米通算では4246安打で、メジャー歴代最多安打記録を持つピート・ローズまであと10本に迫った。5打数2安打1打点1得点、1盗塁で打率は・317となった。

 イチローは初回の第1打席、ツインズの先発左腕ディーンを相手にファウルで粘った後の7球目の速球を打ち、一、二塁間を抜ける右前打。続くプラードが四球を選んで無死一、二塁とすると、イエリッチの二ゴロで三進し、スタントンの遊ゴロの間に先制のホームを踏んだ。

 1―2の3回無死三塁では二ゴロに倒れたが、三走エチャバリアが同点のホームを踏み、5月23日以来の打点をマーク。5回は先頭で左直、7回は二ゴロ。

 マーリンズは8回に追いつかれて4―4で延長戦に突入。イチローは10回、先頭で右前打を放つと、1死からイエリッチの打席で二盗に成功。メジャー通算504盗塁としたが、後続が倒れて勝ち越し点にはつながらなかった。

 マーリンズは11回、4番手マゴワンが2死一塁からドジャーに2点本塁打を浴び、4―6でサヨナラ負けを喫した。

 ▼イチローの話(延長10回の盗塁は、いいスタートだったのではと問われ)あの場面でスタートが良かったら駄目。ピッチャーが投げるのを見てからスタートしている。けん制に引っかかったら駄目なので、いいスタートでは駄目です。

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