ドラフト候補対決圧勝 中京学院大・吉川4安打だ初8強

[ 2016年6月8日 05:30 ]

<中京学院大・桐蔭横浜大>7回2死二塁、中京学院大・山崎の中前適時打で生還する二走・吉川

全日本大学野球選手権第2日 中京学院大3―2桐蔭横浜大

(6月7日 神宮)
 中京学院大の吉川が「ドラフト候補対決」を制した。桐蔭横浜大の146キロ左腕・高橋拓に対し、初回は空振り三振を喫したが、4回の2打席目は中前に運び、後続の二塁打で先制ホームイン。5回は「逆方向を意識した」と外角スライダーを再び中前へはじき返し、7回は直球を左前へ。この一打で左腕をマウンドから引きずり降ろした。

 さらに9回にも中前打し、4安打で2盗塁。初出場ながら、岐阜学生野球連盟所属の大学では史上初の8強にチームを導き「勝てると思っていなかったので、ビックリです」と目を丸くした。

 この日もスタンドはスカウト陣が大挙集結。「ポスト鳥谷」として熱視線を送る阪神は14人態勢で視察し、和田豊SAは「全国レベルの投手に対して、凄い対応力。打撃は剛(西岡)っぽい。守備は(広島の)菊池が守っているようだね」と賛辞を並べた。

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2016年6月8日のニュース