「青木の法則」四死球で出塁後に本塁生還→開幕6連勝

[ 2016年5月11日 05:30 ]

レイズ戦の6回、四球を選び出塁するマリナーズ・青木。次打者の勝ち越し3ランにつなげ、チームの勝利に貢献した

ア・リーグ マリナーズ5―2レイズ

(5月9日 シアトル)
 ア・リーグ西地区首位のマリナーズに「青木の法則」あり――。9日(日本時間10日)のレイズ戦は5―2で勝利。青木の仕事が今季最多タイの貯金6をもたらした。

 2―2の6回2死二塁。2球であっさり追い込まれたが、ファウルを3球挟んでフルカウントまで持ち込み、9球目を見極めて四球を選んだ。好機拡大で次打者マルテの決勝3ランを呼んだ。

 「(四球が決勝打につながり)よかった」と青木。四死球で出塁して生還すると、試合は必ず勝つ。開幕から6連勝。チームの貯金と符合する。最近15試合の出塁率は・373で、この間チームも11勝4敗の快走だ。

 この日、打率・516、4本塁打、9打点で週間MVPに選ばれたカノは「青木が出塁してくれるから結果が出せる。また8球、9球と相手に投げさせ、球を見させてくれることも自分の成績につながっている」と話した。常に上を目指す青木は、凡退した3打席が鋭い当たりだっただけに「悔しかった」としたが、「いつも同じようにやることがチームとしての力になる。自分の使命」と01年以来15年ぶりのプレーオフ進出へけん引していく。(小林由加通信員)

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2016年5月11日のニュース