広島・石井コーチ下手で投げた 苦手サブマリン攻略へひと肌

[ 2016年4月26日 09:05 ]

天敵退治に一肌脱いだ石井打撃コーチ

 広島・石井打撃コーチが奮闘した。27日の先発が濃厚なヤクルト・山中対策に、マツダスタジアムでの練習で自ら打撃投手を務め、アンダーハンドで約1時間に及ぶ熱投。「明日は多分、下半身がスゴいことになっていると思う。でも、オレは動くわけじゃないから」と冗談まじりに苦笑した。

 裏側には笑えない事情があった。サブマリンとは昨季8月11日に初対戦し、散発5安打の零敗。今春3月10日のオープン戦でも、4イニングで1人として出塁できなかった。そこで、元投手の同コーチが下手投げを練習。マウンドの約3メートル前から投げることで制球をつけた。

 「気休め程度だけど、何もやらないで終わってしまうほど、悔しいものはない。ボールの出方でも見ておけば…」

 サブマリンを攻略するには「目付と方向性が大事。ポイントは左打者」と強調し、「右打者でも反応がいい者がいる」と石井コーチは言う。オーダーをどう組み、3度目の正直となるか注目だ。

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2016年4月26日のニュース