福留バースデー4番復帰で巨人撃ち!金本監督期待

[ 2016年4月26日 06:51 ]

バースデー復帰が濃厚な福留

 甲子園で今季初となる伝統の一戦を前に、阪神・金本知憲監督(48)がライバルを返り討ちにするべく意気込んだ。

 「(5~7日の)東京ドームで(ウチが)勝ち越したから、今度は向こうが敵地で勝ち越し、と思っているだろうね。そうはいかんぞ、というところやけどね」

 本拠・甲子園での巨人戦は、敵地での戦い以上に猛虎には特別な意味がある。直近3度、リーグ優勝したシーズンは85年9勝3敗1分け、03年10勝4敗、05年7勝4敗と、すべて3勝以上勝ち越している。本拠地で巨人を圧倒して気勢を上げ、その勢いで優勝への道を切り開いたとも言える。

 そのための戦力も整いつつある。金本監督は、きょう26日の試合で福留の9試合ぶり先発復帰を示唆。「本当は(広島の)デーゲームからの予定だったけど、そこは攻めるところと違うから。(26日の先発は)行けたら。ナイターというのが心配だけど。本人とトレーナーと相談して。まあ、たまたまタイミングが巨人戦…なのか分からないけど」と慎重に言葉を選びながら話した。

 図らずも、39歳のバースデー復帰となりそうな福留は「週明けの状態を見てから」と話すにとどめたが、代打で4打数3安打するなど打棒に陰りはなく、4番復帰は心強い限りだ。日本球界での過去4月26日の試合は通算8試合で打率・375。昨年の広島戦でも3安打しているが、アーチはない。自らのバースデー復帰を本塁打で祝うなんてことも千両役者なら不可能ではないはずだ。

 首位・巨人とは1・5ゲーム差。2勝1分以上で立場を逆転できる。指揮官は「(巨人は)上にいて、今年はいいスタートを切っているからね」。強い相手に一層の闘志を燃やす―。それが金本阪神の基本姿勢だ。(惟任 貴信)

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2016年4月26日のニュース