マエケン ぶかぶかズボンも…広島同僚から習ったスペイン語大活躍

[ 2016年2月22日 05:30 ]

チームメートに混じってキャッチボールを行う前田健太

 つかみはOK!広島からドジャースに移籍した前田健太投手(27)が20日(日本時間21日)、キャンプインし、メジャーリーガーとしてスタートを切った。初日はブルペンには入らず、ランニングや守備練習など約2時間で終了。「日本の練習はしんどいのでちょうどいい。楽しくできた」と声を弾ませた。

 コミュニケーションに役立ったのはスペイン語だ。「カープの時にドミニカの選手からスパニッシュをいっぱい聞いていた。やっと使う時が来ました」。ランニング中に「rapido(ラピド=速い」「cansado(カンサド=疲れた)」「agua(アグア=水)」とつぶやくと、若手有望株でメキシコ出身の19歳左腕ウリアスとプエルトリコ出身の23歳右腕デリオンは大喜び。メジャーはスペイン語圏の選手が多いだけに、チームに溶け込む上で重要なツールとなりそうだ。

 唯一の失敗はユニホームのズボン。「(体が)細いので、大きく見せるよう」と、あえて大きめのものを選んだが、ブカブカで「サイズが合っていない」。練習後はクラブハウスのスタッフに注文し直し、笑顔で球団施設を後にした。 (グレンデール・奥田秀樹通信員)

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2016年2月22日のニュース