大和 二塁定位置争い快発進!いきなり3打数3安打、好守も

[ 2016年2月22日 06:45 ]

<ヤ・神>5回無死一塁、左前打を放つ大和

オープン戦 阪神5―1ヤクルト

(2月21日 浦添)
 阪神の二塁レギュラー争いの本格的な幕開けを告げるオープン戦初戦で大和が快発進した。二塁で先発し、いきなり3打数3安打。西岡、上本らのライバルに強烈な先制パンチを食らわせた。

 「積極的にいくことだけ考えていた。結果が出て良かった」

 初回、先頭でヤクルトのドラフト1位右腕・原樹の真ん中144キロ直球を左前に運んだのが、ヒットパレード開始の合図だった。3回1死からは昨季も1打数1安打だったサブマリン山中の内角球を振り切り、詰まりながらも右前打。5回無死一塁では左腕・中沢のスライダーをとらえる三遊間突破の左前打で好機拡大。それぞれタイプの違う投手から内容ある安打を記録した。 

 金本監督の助言を一日で実行に移した。前日20日の楽天との練習試合では途中出場し1打席だけ回ってきたが、右腕・相沢の前に空振り三振。外角球に対して追いかけるそぶりを見せたことから、試合後に宜野座ドーム内で助言を受けてマシン打撃で修正に努めた。

 「上体が突っ込むことなく、球も追いかけないよう意識していた」

 指導が奏功した金本監督は「ちょっとアドバイスしたんだけどね。練習の仕方なんかもね」と詳細は明かさず、「(途中出場の)上本も打ったのかな。セカンドはレベル高いね」とさらなる激化を歓迎して喜んだ。

 自慢の守備では難しい二遊間のゴロをさばき、強く正確な一塁送球で際どい併殺も完成させるなど投手陣を盛り立てた。「周りどうこうより、結果を出せば試合に出られるので、しっかりとアピールしていきたい」。派手さはなくても、誰にも負けない堅実さで勝負していく。

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2016年2月22日のニュース