緻密な野球テーマなのに…DeNA自滅 サイン間違いにお見合いも

[ 2016年2月21日 05:30 ]

<巨・D>試合中、渋い顔のラミレス監督

オープン戦 DeNA0―2巨人

(2月20日 沖縄セルラー)
 巨人を上回る7安打を放ちながら零敗。新監督対決に敗れたDeNAのラミレス監督は「どんなチームと対戦してもミスは許されるものではない。優勝するためにはミスをなくさないと。負けることはうれしいことではない」と実戦4戦目での初黒星を振り返った。

 4回1死一、三塁と先制機を迎えたが、松本が「打て」のサインを間違えて投前へスクイズ。三塁走者のロペスは動けず、後続も倒れた。5回1死一塁では一塁走者の関根がけん制死。0―1の7回は強風の中で飛球を、野手間でお見合いしてダメ押し点を与えた。

 昨秋から「凡事徹底」を掲げてきた。小さなミスをなくすプレーを徹底してきたが、古巣との初対決で課題を露呈してしまった。しかし、指揮官はサインミスについては「こちら側が間違ったサインを出してしまった」と選手を責めることはなかった。この日はベンチから配球の指示を出すことはなかったが、緻密な野球はラミレス監督が掲げているテーマだけに「エンドランや盗塁のサインがきょうはうまく機能しなかったが、引き続きやっていきたい」と前向きに話した。 (中村 文香)

続きを表示

2016年2月21日のニュース