広島・新井 激走!一塁から一気「マジ、前に進んでない感じ」

[ 2016年2月21日 05:30 ]

<ヤ・広>4回2死一塁、松山の二塁打で一走・新井が本塁へ激走、中村のタッチをかいくぐって生還

オープン戦 広島11―1ヤクルト

(2月20日 浦添)
 39歳の広島・新井が足で魅せた。同点で迎えた4回2死から左前打で出塁すると、松山の右翼線への二塁打で一気に本塁へ。最後は捕手のタッチをスライディングでかいくぐり、左手で本塁を払って生還した。

 「三塁回って向かい風を感じた。マジ、前に進んでない感じだった」。激走で決勝点をもぎ取った。

 今季から適用される本塁上の衝突プレーを禁ずる新ルール(コリジョンルール)を念頭に置いた積極的走塁だった。走者はタックル、守備側はフロックや走路をふさぐことが禁止となるため、「今年はああいうケースで本塁に突入する場面が多くなる。僕でも多くなると思う」と分析した。

 2000安打まであと29本としている打撃の方は2打数1安打。「いい反応ができたんじゃないかと思う」と振り返った。

 ▼ヤクルト・中村(新井の本塁生還は)去年までだったら完全にアウトだったと思う。走者を三塁にいかせないように(プレーの)精度が求められる。

 ▼広島・野村(先発して3回3安打1失点)去年は低めに投げるのに苦労したけど、ことしはこの時期から低めに投げられている。

 ▼広島・エルドレッド(追い込まれながら粘って2ラン)厳しい球をファウルして甘い球を仕留めることができた。(外国人選手)枠は考えていない。自分にできることをやる。

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2016年2月21日のニュース